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ベンジルアルコール(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

ベンジルアルコールは、溶剤として優れており、毒性が低く、アルコールとエーテルに溶けやすい性質があり、シャンプーに使用される場合は植物エキスなどの溶媒として、あるいは配合成分の溶けやすさを向上させる目的で使用されます。

 

ベンジルアルコールの特徴

揮発性芳香族アルコールです。

無色透明の液体で、ほのかな心地よい芳香臭があります。

溶剤として優れており、毒性が低く、アルコールとエーテルに溶けやすい性質があり、空気中で酸化されて安息香酸に変化します。

 

主な用途として、塗料分野において塗膜剥離用溶剤、業務用の床ワックス除去溶剤、インクやラッカーの溶剤などに使用されるほか、医薬品分野において殺虫剤、防虫剤、シラミ駆除剤などに、

また、香料としてライラックやジャスミンなどの合成香料の成分として使用されています。

石鹸や香料に用いるさまざまなエステルの原料としても使用されます。

 

シャンプーに使用される場合は植物エキスなどの溶媒として、あるいは配合成分の溶けやすさを向上させる目的で使用されます。

また、ベンジルアルコールは染毛料に、染毛速度や染毛度の増強補助としてヘアカラー、ヘアマニキュアなどに使用されています。

 

コンディショナーなどのほか、スキンケア化粧品、ハンドケア製品、ボディソープ製品、染毛製品、ヘアカラー製品、ネイル製品、香水などに広く使われています。

 

分類:外用鎮痛剤、香料、口腔衛生剤、防腐剤、溶剤、減粘剤

英:Benzyl Alcohol

 

ベンジルアルコールの安全性

30年以上の使用実績があります。

皮膚刺激性については0.65%濃度以下においてほとんどなし、3%濃度以上においてまれに皮膚刺激の可能性あり、皮膚炎を有する場合は、ほとんどなし-まれに可能性ありとされています。

皮膚感作性(アレルギー性)については、ほとんどないとされていますが皮膚炎を有する場合は、まれに可能性ありとされています。

皮膚から浸透しても、生体内で安息香酸に変換されて尿排泄されます。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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