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トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(シャンプー成分事典)

シャンプー成分事典 シャンプー成分事典

 

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、グリセリンに中級脂肪酸(中鎖脂肪酸)の一種であるカプリル酸とカプリン酸を結合したグリセリン脂肪酸エステルです。

天然の油脂よりも軽い感触であり、酸化安定性に優れており、皮膚や髪をなめらかにしたり、うるおいを保つ働きがある油性原料です。

シャンプーなどに配合される場合は、エモリエント作用、感触改良のほか、分散(粒子状の成分を均一に混ぜる)などの目的のために使用されます。

 

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの特徴

グリセリンに中級脂肪酸(中鎖脂肪酸)の一種であるカプリル酸とカプリン酸を結合したグリセリン脂肪酸エステルです。

グリセリン脂肪酸エステル:食品によく使われる乳化剤で可溶化・洗浄・抗菌等、幅広い機能を持つ低刺激で安全な界面活性剤であり、様々な化粧などにも使用されています。

 

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは天然の油脂よりも軽い感触であり、酸化安定性に優れており、皮膚をなめらかにしたり、うるおいを保つ働きがある油性原料です。

シャンプーなどに配合される目的は

・エモリエント作用

・感触改良

・分散

などのために使用されます。

 

エモリエント作用

低粘度で油性感が少なく、軽い感触のさっぱりとした油であり、伸びが良く優れた感触のエモリエント剤としてクリーム系の基剤などとしても広く使われています。

エモリエント:皮膚からの水分蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくすること

 

感触改良

伸びの良い軽い感触のさっぱりとした油であり、クリームや乳液の感触改良剤などとしても使用されます。

 

分散

粒子を水や油などにきれいに混ぜることを分散といいます。特に顔料(着色料)など、粒子状の成分を均一に分散させたいとき(色むらを防ぐ)に使用されます。

 

分類:香料、閉塞剤、溶剤

英:Caprylic/Capric Triglyceride

 

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの安全性

10年以上の使用実績があり、皮膚刺激性や皮膚感作性(アレルギー性)もほとんどありません。

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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