アジエンスしっとり保湿タイプのトリートメントとコンディショナーは何が違うのでしょう。
というと「そりゃあ、トリートメントとコンディショナーは違うのは当たり前」
トリートメントは、髪の毛の内部に栄養を入れ、手触りをよくするというよりも、髪の毛そのものを補修する働きがあり、コンディショナーは、髪の毛内部の補修もしながら、外部のコーティングもする働きがある。
ということなんでしょうが、そうはいっても、具体的にどう違うのか気になるので、両方の成分の違いを分析してみました。
アジエンスしっとり保湿タイプのトリートメントとコンディショナーの成分比較
下の表はアジエンスしっとり保湿タイプのトリートメントとコンディショナーの成分を、配合量の多い順に横に並べてみた表です。
目につくのは、トリートメントにはジメチコン(シリコン)の配合量が多くなっており
コンディショナーの方にはDPG(保湿剤)が多めに配合されています。
ていうと、
「あら、普通のトリートメントとコンディショナーの働きから言うと逆じゃない?」みたいな感じがしますから、もう少しほかの成分も比べて見たいと思います。
トリートメントだけに配合されている独自成分
独自成分と言ってもコンディショナーの方には配合されていない成分という意味です。
・ホホバエステル
ホホバ種子油の一部に水素を結合させて作ったワックス。
角層からの水分蒸散を防止し、頭皮を柔軟にする作用を有しており(エモリエント作用)、抗炎症作用も期待でき、サラッとした使用感で油っぽさがなく、皮膚になじみやすい特徴を持っています。
保湿&ゲル化剤
シリコン剤の一種です。一般によく使われるジメチコンに比べ、髪への吸着性が良く、ダメージヘアーの修復にも効果が有りますが、健康な髪や脂性の髪に使うとべたつく場合があります。
乳化剤で製品を柔らかく滑らかにしたり、増粘性をつけたりするために使用されます。
コンディショナーだけに配合されている独自成分
トリートメントには配合されていない成分です。
帯電防止剤です。
シリコン剤です。べたつきにくく、しっかり髪をコーティングすることから、カラーリングが抜けにくく、ダメージヘアのコーティングにも効果を発揮します。
シリコンの成分を均一に混ぜる効果が有り、シリコンの量を減らすことが出来ます。
髪への吸着力が強く、毛髪にまとまりや艶を与え、シリコンが持つサラサラ感やしっとり感を高め、さらに持続させる働きがあります。
トリートメントとコンディショナーの違いまとめ
アジエンスしっとり保湿タイプのトリートメントとコンディショナーの違いをまとめると
ほぼ同じような成分が含まれているものの、
トリートメントの方にはやや多めにシリコンが配合されており、しっとり感が強めに出るようになっています。
ダメージヘアーの人には良いですが、健康な髪や脂性の髪にはややしつこいかもしれません。
また、ホホバエステルが含まれている分、保湿機能が少し高めになっています。
その他の異なる成分は、粘度を高めるための成分が主で、コンディショナーとトリートメントに大きな違いは無いようです。
もっとも、アジエンスしっとり保湿タイプのトリートメントもコンディショナーも保湿成分や補修成分が多めに配合されているので、ダメージヘアーには適していると思います。
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