アジエンスふんわり弾力タイプは、花王から発売されているシャンプーシリーズで、ふんわり弾力タイプは、特に柔らかい髪質用のシャンプー、コンディショナー、トリートメントになります。
このふんわり弾力タイプのコンディショナーとトリートメントにはどのような違いがあるのでしょう、成分の比較からどのような違いがあるのか、どのように使い分けしたら良いのか分析してみました。
しっとりタイプの比較はこちら。
アジエンス「しっとり保湿タイプ」と「ふんわり弾力タイプ」シャンプーの違い
コンディショナーとトリートメントの違い
そもそも、コンディショナーとトリートメントの違いは
コンディショナー:髪の表面に作用して、キューティクルを保護する。
トリートメント:髪の内部に作用して、ダメージヘアーを修復する。
という違いがあります。
つまり、コンディショナーは髪の表面をコーティングしてダメージヘアーをリカバーする役目
トリートメントは髪の内部に補修成分を浸透させ、髪を内部からケアする役目と言えます。
ではアジエンスふんわり弾力タイプのコンディショナーとトリートメントでは具体的にどのような点が異なっているのでしょう
両方の成分を比較して分析してみたいと思います。
アジエンスふんわり弾力タイプコンディショナーとトリートメントの成分比較
アジエンスふんわり弾力タイプのコンディショナーとトリートメントの全成分を比較すると表のようになります。
矢印は同じ成分同士を結びつけており、片方にしか配合されていない成分は黄色で塗りつぶしています。
アジエンスふんわり弾力タイプコンディショナー(シャンプー事典)
コンディショナーだけに含まれている成分は4種類
1 ひまわり種子油
ひまわりの種から採った植物油でエモリエント作用があり、皮膚へのなじみや伸びが良く、ベタつきのない軽い使用感があります。
すすぎ時におけるぬめり感を抑えるほか、乾燥後、髪を軽くふんわり仕上げる効果が有り、柔軟作用や静電気防止、殺菌のために添加されることがあります。髪をコーティングすることで柔軟にし、静電気を防止するのでコンディショナーやトリートメントなどに配合することで髪のまとまりを良くし、スタイリングが楽になります。
3 イソプロパノール:香気の発散を良好にする効果が有ります。
4 カラメル:着色料です。
トリートメントだけに含まれている成分は3種類
1 パラフィン
光沢の強い油剤で、油膜として密着する性質があり、髪などに付着すると薄い皮膜を作り、水分が蒸発するのを防いでくれます。ベビーオイルなどの主成分として使用されています。
粘度を上げ安定した状態を保つほか、配合されている粉状の成分を均一に保つ働きもします。
3 (ビスイソブチルPEG-15/アモジメチコン)コポリマー
シリコンの一種でシャンプー時のきしみを押さえ髪のしっとり感、さらさら感や滑らかさを出し、ばさつきを押さえ、まとまりを出す成分です。
また、この他、コンディショナーに比べてセトリモニウムクロリドの配合量が多くなっているのが特徴で
セトリモニウムクロリドは髪に付着することで毛髪表面がなめらかになり、その結果、静電気の発生をおさえ(帯電防止)、すすぎや乾燥後の摩擦を低減し、毛髪のくし通りがよくなる性質があります。
しっとり保湿タイプのトリートメントとコンディショナーの違い
何が違う?アジエンスしっとり保湿タイプのトリートメントとコンディショナー
まとめ
アジエンスふんわり弾力タイプのトリートメントにはコンディショナーに比べて、保湿作用や感触改良に効果の有る成分が多めに配合されています。
特にトリートメントに含まれている成分の、ベビーオイルなどに使われる「パラフィン」
仕上がり後も櫛通りが良好な保湿効果の高い油剤で感触を柔らかにする効果も有る「ビスメトキシプロピルアミド」
さらさら感や滑らかさを出し、ばさつきを押さえ、まとまりを出す「(ビスイソブチルPEG-15/アモジメチコン)コポリマー」
などが特徴的です。
アジエンスシャンプーは高級アルコール系の洗浄成分を使用していますからシャンプー後にはコンディショナーは必須、使わないと髪がキシキシして手触りも悪く、髪を傷めることにもなります。
ただし、シャンプーとコンディショナーの組み合わせでは、まだ髪がごわつき、くしに引っかかりがある人や、さらに髪に艶がなくパサパサな感触が気になる時には、コンディショナーではなくトリートメントを使用した方が良いでしょう
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