花王から発売されているシャンプーのアジエンスにはしっとり保湿タイプとふんわり弾力タイプの2種類があり、トリートメントもそれぞれ発売されていますが、
アジエンストリートメント「しっとり保湿タイプ」と「ふんわり弾力タイプ」は何が違って、どのように使い分けすれば良いのでしょう。
アジエンストリートメント、しっとり保湿タイプとふんわり弾力タイプの成分の違い
アジエンスのトリートメントしっとり保湿タイプとふんわり弾力タイプの全成分を配合されている量が多い順に並べて比較してみました。
矢印は同じ成分どおしを結んでおり、黄色く塗りつぶしてあるのはどちらか片方にしかない成分です。
どちらも主成分はステアリルアルコール、アルコールと言ってもいわゆるアルコールではなく、乳化補助、感触改良などの目的でコンディショナーやトリートメントに一般的に使用される成分です。
しっとり保湿タイプのトリートメントだけに配合されている成分
pH調整、収れん作用を目的に使用されます。
保湿作用、キズの治療、抗酸化作用、紫外線吸収作用、抗老化作用、皮膚(頭皮)のコンディショニング効果があります。
髪を柔軟にする作用を有しており(エモリエント作用)、サラッとした使用感で油っぽさがなく、髪になじみやすい特徴を持っています。
水分保持能力が高く、表面に保護膜を作り髪の乾燥を防ぐ効果があります。また、ゲル化剤として硬さの調整や感触調整に用いられています。
粘度調節、乳化、潤滑性向上、泡の質向上に使われる成分で、水分蒸散を防ぎ、品質を保持する効果やとろみをつける効果があります。
着色料です。
各成分の詳しい解説はこちら
アジエンスしっとり保湿タイプトリートメント(シャンプー事典)
ふんわり弾力タイプのトリートメントだけに配合されている成分
高い吸湿性と保水性をもっており化粧品などにも広く使われている保湿剤です。トリートメント / コンディショナーなどに使用される場合は、乳化補助、感触改良などの目的で使用され、薄い皮膜となって髪を乾燥から守る働きもあり、温和なべとつかない光沢を付与します。
2番目に多く配合されている成分で有り、ふんわり弾力タイプのトリートメントの主要成分とも言えます。
毛髪に付着することで毛髪表面がなめらかになり、その結果、静電気の発生をおさえ(帯電防止)、すすぎや乾燥後の摩擦を低減し、毛髪のくし通りがよくなります。
育毛作用、血管拡張による血行促進作用、保湿作用が期待されます。
保湿作用やバリア機能があるほか、毛髪にしっかり付着し、ダメージヘアを補修したり、保護する機能があります。
髪表面で結晶化して、髪をばらばらにすることで、くし通りがよくなり、ふんわり仕上がり、髪にハリとコシを与えます。
帯電防止効果及びヘアコンディショニング効果があります。
すすぎ、仕上がり後も櫛通りが良好な保湿効果の高い油剤。エモリエント剤。感触改良材として感触を柔らかにする効果も有ります。
シリコンの一種でシャンプー時のきしみを押さえ髪のしっとり感、さらさら感や滑らかさを出し、ばさつきを押さえ、まとまりを出す成分です。
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アジエンスふんわり弾力タイプトリートメント(シャンプー事典)
まとめ
アジエンスのトリートメントは
配合されている成分の違いからも分かるように、しっとり保湿タイプは、やはり保湿成分に重点が置かれ、硬い髪質を柔らかくすることに重点が置かれています。
一方、ふんわり弾力タイプは、髪をコーティングし、くし通りや、まとまりを良くして、髪がべちゃっとならないような成分を付加しているほか、ダメージヘアの補修にも重点を置いているようです。
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