加水分解シルク(シャンプー成分事典)

 

加水分解シルクは保湿作用や頭皮へのバリア機能があるほか、毛髪にしっかり付着し、ダメージヘアを補修したり、保護する機能があることからヘアケア製品に広く使用されるほか皮膚コンディショニング製品などにも使用されます。

 

加水分解シルクの特徴

カイコの繭から得られる絹繊維であるフィブロインを酸、アルカリまたはタンパク質分解酵素の下で加水分解して得られる可溶性シルク(絹)です。

他のタンパク質加水分解物と比較すると、サラッとした使用感を有しています。

使用目的としては

・皮膜を作る事での保湿作用

・皮膚のバリア改善作用

・毛髪の保護効果

皮膜を作る事での保湿作用

加水分解シルクには綿密な皮膜を作る事で保湿性を保つ機能があります。

また、加水分解シルクはグリシン、アラニン、セリン、チロシンなどのアミノ酸を豊富に含み、アミノ酸組成が人の天然保湿成分のアミノ酸組成と非常に似ているため、皮膚や毛髪に対する吸着性や浸透性に優れています

皮膚のバリア改善作用

表皮(頭皮)細胞は、乾燥や紫外線などの外部ストレスを受けると、周りの細胞に情報を伝えて恒常性の維持を図る様になっています。ところが、乾燥や紫外線などの外部ストレスが過度になると、このバランスが崩れ、正常に機能しなくなり、バリア機能の低下や皮膚(頭皮)の乾燥などの原因となります。

このような状況で、加水分解シルクに表皮細胞の情報伝達を正常にする機能があり、皮膚(頭皮)のバリア改善作用が認められています。

毛髪の保護効果

髪のダメージ部位に吸着することで、ダメージを補修し、被膜を形成してハリとコシを与えます。

加水分解シルクは水に溶解し、粘着性のある皮膜を形成するため、毛髪への付着性が高く、また乾くと粘着性のない柔らかな皮膜を形成するため、毛髪同士が付着して絡み合う現象が起こりにくくなります。

ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤

ヘアケア製品だけでなくスキンケア化粧品、メイクアップ化粧品、洗浄製品など様々な製品に使用されます。

 

加水分解シルクの安全性

・皮膚刺激性:ほとんどなし
・眼刺激性:不明
・皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし
・光毒性・光感作性:ほとんどなし

シャンプーなどへの配合量や通常の使用において、安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

 

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