2021年に入ってオーロラシャンプーがリニューアルされています。
パッケージが大幅に変更になったことだけではなく、基本成分は変わらないものの、アロマ成分の追加で、これまでの香りが少ないシャンプーというイメージを一新しています。
そのほかにも、各種の微量成分が追加になり、シャンプーの質感アップに貢献しています。
どこがどのように変わったのか、具体的に見ていきたいと思います。
容器が大幅に変更された
中身には関係ありませんが画像のように、容器が完全に一新されて、旧タイプと全く違うものに変更されています。
新タイプオーロラシャンプー
旧タイプオーロラシャンプー
主要成分の大きな変化なし
オーロラシャンプーの成分を、配合割合が大きい順番に並べると図のようになります。
主要な成分に変更はなく13番までは同じ成分が配合されています。
もっとも、「腐植土抽出物:フルボ酸」については配合量がかなり増強されているようです。
その他の成分についても追加になった成分はありますが、削除された成分はありません。
新タイプには天然アロマ系の香料が大胆に追加
次に14番目からの成分を見ていると、ずらりと天然アロマ系の成分が並びます。
旧タイプは刺激を最小限にするために、頭皮に悪い合成香料を全く使用せず、ローズオイルが配合されているだけだったために、香りがほとんどしないと、この点は結構、評判がよくなかった点です。
新バージョンでは天然のアロマがしっかり配合されていますので、個人の好き好みはあると思いますが、香りがほとんどしないという評判は払拭されるものと思います。
この点が、新バージョンになって一番大きな改善点だと思います。
また、アロマの中にはストレスを軽くする効果があるものもあり、頭皮環境の悪化に悪影響があるストレスが、多少でも軽減されれば、一石二鳥にもなると思います。
そのほかにも育毛に効果があるとされている成分も追加されています。
追加された成分を配合量の多い順に解説すると
14 ラベンダー花エキス
イングリッシュラベンダーの花から抽出して得られる植物エキスです。
香料(ラベンダーの香り)、紫外線防止作用などの目的で配合されます。その他、収斂効果、殺菌効果、抗菌効果があります。
また、アロマとして使用した場合は、心を落ち着けて、ストレスを和らげ、感情のバランスをとってくれます。リラックス効果が高いので、副交感神経を優位にし気分を安定させてくれる効果もあります。
15 ローズマリー葉エキス
ローズマリーは昔から若さを取り戻すハーブとして知られており血液循環を促進する効果があります。
そのほかにも、抗酸化作用、抗炎症作用や抗アレルギー作用、抗菌作用、抗老化作用があるばかりでなくパーマ、ブリーチ、カラーリングなどの化学処理された頭髪の抗酸化的な損傷抑制作用も認められています。
アロマとして使用した場合は、ローズマリーに含まれる「1,8-シネオール」に集中力を高め、作業効率を上げる働きがあるとされています。
コモンタイム(和名:タチジャコウソウ)の地上部から水、エタノール、BG、またはこれらの混液で抽出して得られる植物エキスです。
シャンプーなどに配合される場合は、独特の薬草香があり香料として配合されるほか、収れん作用や抗炎症、抗菌作用、抗酸化作用、血行促進作用なども期待されます。
アロマとして使用した場合は、心身の疲労回復や不安・抑うつ状態の改善などに役立つといわれています。
17 セージ葉エキス
シソ科のセージの葉から抽出して得られる植物エキスです。
シャンプーに配合される主な目的としては抗アレルギー作用、頭皮の糖化作用防止、消臭作用などがあり
その他にも、血行促進や抗炎症、抗酸化、収れん、殺菌などが期待され、頭皮環境を整えてくれることから育毛剤などにもよく使われる成分です。
アロマとして使用する場合はリラックス効果や、悲しい気持ちや落ち込んだ気持ちを浄化し、気分を切り替えることを助けます。頭をスッキリさせ、集中力を高めたいときにも有効です。
18 カニナバラ果実エキス
カニナバラ果実エキスはカニナバラの果実から抽出して得られるエキスで、レモンの20~40倍のビタミンCを含んでいて、保湿作用、収れん作用を期待して使用されます。
北ヨーロッパでは古くから乾燥させた果実をハーブティーとして愛飲されています。
19 アシタバ葉/茎エキス
アシタバの葉や茎から抽出される植物エキスで、頭皮の保湿や頭皮の血行促進効果のほか、頭皮細胞の活性化や、毛根に働きかけてメラニンを生成する働き(白髪防止)なども期待され、育毛剤にも使用される成分です。
20 チャ葉エキス
チャ葉エキスは、お茶の葉のエキスで、抗酸化作用や消臭作用(特に加齢臭抑制作用)のほか消炎作用、収れん作用、保湿作用などがあります。
香料としての機能も存在します。
オーロラシャンプー公式サイトをチェックする。
その他、新タイプオーロラシャンプーになって追加になっている成分
21番の白金から39番のノバラ油まではこれまでと同じ成分です。
40番のフィトスフィンゴシンから46番の1,2-ヘキサンジオールは新タイプのオーロラシャンプーに新規に追加された成分です。
40 フィトスフィンゴシン
フィトスフィンゴシンは、角質層(皮膚最外層)に存在する脂質の1つで、抗菌効果と抗炎症効果があります。
菌による頭皮の汚れを防ぎ、炎症を抑えることで頭皮状態を改善し、抜け毛防止効果やヘアサイクルの正常化効果が期待できるので、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤として使用されます。
41 コレステロール
主に動物の組織内に広く存在する動物ステロールで、シャンプーなどに配合される場合は保湿作用、乳化安定、セラミドの安定化によるバリア機能の改善、有効成分の頭皮への吸収効果の向上などを目的に配合されます。
42 カルボマー
カルボマーとは、カルボキシビニルポリマーの略称で水溶性の高分子ポリマーです。
増粘作用(粘りけを出す)を目的に配合され、最も広く使用されている増粘剤のひとつで感触を向上させるために配合されていると考えられます。
陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)です。アミノ酸の一種である乳酸とラウリン酸とから得られる界面活性剤で、皮膚刺激が低い界面活性剤として化粧品にも広く使用されます。
シャンプーなどへは乳化を目的として配合されるので、各種成分を均一に混ぜ合わせるために配合されていると考えられます。
44 クエン酸Na
クエン酸Naは食品にも広く使用されている成分で、シャンプーなどに配合される場合は製品のPH調整、金属イオンによる悪影響を防止するためのキレート作用、各種成分の酸化防止作用があるほか
収れん作用による毛穴の引き締め、保湿作用、髪と頭皮を落ち着かせ、ツヤのあるまとまりの良い髪に導いてくれることが期待されます。
45 カプリリルグリコール
さっぱりした感触と優れた抗菌性を有する多価アルコールで保湿作用もあります。
46 1,2-ヘキサンジオール
優れた抗菌性を有する多価アルコールで、保湿、抗菌・防腐のために使用されます。
低濃度でも比較的高い抗菌力を発揮することから、パラベンやフェノキシエタノールなど防腐剤の配合濃度を低くする目的で使われます。
まとめ
オーロラシャンプーは新タイプになって、明らかにパワーアップされています。
以前からいろいろ言われていた香りが少ないという点について、天然のアロマ系統の成分を加えることで独特の香りを演出しています。
しかもアロマのストレス解消や、リラックス効果も期待できますし
そのほかにも、育毛関係の成分が追加されて、香りを楽しみながらも、頭皮環境の改善がより期待できる成分となっています。
オーロラシャンプー公式サイト
バレリーナ愛用!オーロラシャンプー