ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインコンディショナー(スムース&リペア)はクラシエホールディングス株式会社から発売されているコンディショナーです。
ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインコンディショナーには「スムース&リペア」「リッチ&リペア」「グロス&リペア」があり
この記事では、「スムース&リペア」の特徴や成分、宝実の分析、評価について解説します。
ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインコンディショナー(スムース&リペア)の販売会社さんのウリ
・栄養豊富なひまわりエキスをぎゅっと凝縮した「プレミアムヒマワリオイルEX」を配合し、髪内部と外側の脂質と、水分のバランスを整えて、扱いやすい髪へと導きます。
・髪の内側、表面からWでアプローチし、扱いやすい髪へ導く「ゆがみケアシステム」を採用。言うことを聞かない髪も素直な髪へと導きます。
・濃厚なテクスチャーでスーッと髪になじみ、髪内部の脂質と水分バランスを整えて、うねり・くせ・パサつきもさらりと指通りの良い髪へ導きます。
ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインコンディショナー(スムース&リペア)、宝実の分析
・ヒマワリ関係の様々な成分が配合されており、保湿や抗酸化作用(アンチエイジング)、髪の補修効果が期待されます。
・ヒマワリ関係以外にも毛髪の補修成分がいくつか配合されています。
ミツロウ/ポリクオタニウム-107/ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2/グリコシルトレハロース/ネオペンタン酸イソデシルなど
・乳化剤的なものが多数含まれており、使用したときの感触を向上させようとしたものと思われます。
ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインコンディショナー(スムース&リペア)宝実の総合評価
全般的には、一般に市販されているコンディショナーとしては、様々な髪の補修成分が配合されていて、ずいぶん贅沢な作りになっていると思います。
ここで、けちをつけるわけじゃないですが
一応、シャンプーについては「ノンシリコン処方」となっているんですが。このコンディショナーにはシリコンがたっぷり配合されています。
(もちろん、他の製品でもコンディショナーと名のつくものにはシリコンがたっぷり配合されているのが普通です)
ただし、世の中には専門家でも誤解している人がたくさんいて、シリコンが、髪や頭皮に悪影響があるという都市伝説がまかり通っています。
シリコン自体は医薬品にも使用される人畜無害な成分で、アミノ酸系以外のシャンプーでは配合する必要のある成分です。
一方、ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインシャンプーはアミノ酸系のシャンプーなのでシリコンを配合する必要はありません
また、アミノ酸系のシャンプーの場合、髪をコーティングしている皮脂を適度に残してくれるので、一般的にはコンディショナーは不要です。
髪にダメージがあったり、さらさら感を出すのに、コンディショナーを使っても何ら問題はないのですが、ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインシャンプー&コンディショナーでは、最初からセットで完璧みたいな処方がちょっと引っかかります。
ちなみに、コンディショナーに配合されているハチミツやミツロウはシャンプーの方には配合されていません
総合的には「一般に市販されている」という条件付きながら、この価格帯で、ヘアケアに必要な各種の成分がしっかり配合されている点で、コスパは高いと思います。
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ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインコンディショナー(スムース&リペア)の全成分解説
ディアボーテ (HIMAWARI)オイルインコンディショナー(スムース&リペア)の全成分について、配合量の多い順番に解説していきます。
ステアリルアルコールは、適度にエモリエント性があり、髪に滑らかさと肌ざわりの良い感触を付与することからコンディショナなどに広く使用されている成分です。
古くから使われてきた保湿剤で、皮脂膜の分解によって生成される皮膚成分でもあります。
無色無臭の粘りけのある液体で、保湿剤または柔軟剤として使用され、ヘアケアーに使用する場合は乾燥した頭皮の保護やばさついた髪の補修に効果が期待できます。
ジメチコンは代表的なシリコン剤で、髪をコーティングし、サラッとした質感にする事が出来ます。
多くのシャンプーやコンディショナーなどに使用されています。
ノンシリコンシャンプーに人気があるようですが、シリコン自体は人畜無害で、髪をコーティングするための優れた機能があり、ほとんどのコンディショナーに配合されている成分でもあります。
髪のキューティクルの毛羽立ちを抑え、毛髪の表面が滑らかになり、指通りを良くするほか、髪を乾かした後もパサつかず、髪がまとまり、さわり心地もしっとりとした感じになります。
パラフィンは、水と混ざらない成分で、安定性の高い事から、ベビーオイルなどの主成分として使用されています。
光沢の強い油剤で、油膜として密着する性質があり、髪などに付着すると薄い皮膜を作り、水分が蒸発するのを防いでくれます。
ひまわりの種から採った植物油でエモリエント作用があり、皮膚へのなじみや伸びが良く、ベタつきのない軽い使用感を持つ事からシャンプーだけではなく幅広くヘアケア製品や化粧品などにも使用されている成分です。
抗酸化物質が含まれていることから、抗酸化作用の働きが期待されます。
髪のキューティクルの間に入り込み浮きや剥がれを防ぐヘアコンディショニング剤です。水溶性の高分子ポリマーで、保水力が高く、水洗いしても効果が持続するのが特徴。
ヒマワリ種子エキスはヒマワリの種子から抽出されるエキスで、キューティクルに浸透して、髪をダメージから保護するほか、保湿作用、補修作用、抗酸化作用、紫外線抑制作用がある成分です。
ひまわり花エキスの主成分は、オレイン酸とリノール酸で抗酸化作用、保湿作用、毛髪の構造強化の効果があります。
ヒマワリの芽から抽出されるエキスです。
ヒマワリの新芽には、肌(頭皮)の新陳代謝をサポートする美容成分が豊富に含まれており、細胞の活性化を促し老化を遅らせる成分として働きます。
ミツロウは髪の毛の保湿に効果があるほか、ドライヤーやヘアアイロンなどのダメージを受けている髪の毛のケアにも効果が期待できます。
さらに、髪のパサつきを抑えてつやのあるまとまった髪に仕上げるのに効果があるほか、抗菌作用や抗炎症作用があり、頭皮の炎症を落ち着かせたり、敏感肌や乾燥肌を保護する効果も期待できます。
ドライ感のある低粘度油で、ダメージ毛の柔軟性を向上し、浸透性にも優れている成分です。
古代から、美容のために保湿剤として使用されてきた成分で、シャンプーなどに配合される場合は、頭皮柔軟化による保湿作用、配合量が多い場合は合わせて泡質改善目的にも使用されます。
水分を多く含むゲル層を毛髪表面に形成し、洗髪時、すすぎ時などに潤滑性を与えるポリマーです。ごわつきを減らし、髪のダメージ部に集中して吸着します。
保湿力があると同時に、キューティクルの表面に吸着することで、髪をコーティングし、撥水性(はっすいせい:水をはじく)を発揮します。
毛髪の周りに付着しコーティングすることで撥水性(はっすいせい:水をはじく)を発揮するとともに、髪の内部に水分を保持して、保湿します。
また、髪に光沢を与え、ツヤ感を出す効果があることからトリートメント製品、ヘアケア製品によく使用されます。
髪の帯電を防止し、柔軟効果で柔らかくしっとりとした、まとまりのある髪にする作用があります。
乳酸は配合量が少量の場合にはPH調整剤として使われ、多めに配合されている場合には、皮膚や頭皮などの引き締め効果を狙った収れん作用のため、さらに多量の乳酸が配合されている場合は、古くなった角質などを取り去るためのピーリング用として使われます。
DPG(ジプロピレングリコール)は水、アルコール、油脂などとよく混ざり、ベタつきが少ないことから広く使用されている保湿剤です。
また保湿機能により頭皮からの水分蒸発を押さえることで頭皮のバリア機能を改善するほか、弱い抗菌作用があることから製品の安定剤としても使用される成分です。
グリコシルトレハロースは保水力に優れ、乳化安定や泡立ち向上や泡持続性増強に使われるほか、毛髪の滑り改善作用があることからヘアコンディショニング剤としても使用されます。
シリコンの一種で、髪の表面に撥水性や潤滑性に優れた艶のある皮膜を形成し、滑らかな仕上がりの感触を付与するほか、光沢を与え、シリコンやその他の油剤を溶かし易くする目的で使用される成分です。
髪に対してキューティクルのダメージを補修し、なめらかに整える効果があり、また泡立ちをよくしたり泡質の向上効果もあります。
シリコン剤の一種です。一般によく使われるジメチコンに比べ、髪への吸着性が良く、ダメージヘアーの修復にも効果が有りますが、健康な髪や脂性の髪に使うとべたつく場合があります。
粘度を上げ安定した状態を保つ目的のほか、配合されている粉状の成分を均一に保つ働きもします。
(PEG-40/PPG-8メチルアミノプロピル/ヒドロキシプロピルジメチコン)コポリマー
(PEG-40/PPG-8メチルアミノプロピル/ヒドロキシプロピルジメチコン)コポリマーは、湿気を防ぐコポリマーで、髪が湿気でうねってしまうのを防止するほか、髪をとかしやすく、しなやかで柔らかく光沢のある髪にし、ボリューム、明るさ、輝きを与えます。
(C12-14)パレス-7は非イオン界面活性剤で低起泡性の湿潤・乳化剤・洗浄剤です。
高調合のシリコンで。高分子の皮膜を形成し、なめらかな感触の付与、枝毛防止に優れます。
髪をコーティングし、髪の滑りをよくするとともに、柔らかくサラサラで弾力ある感触を付与しハリコシやボリュームをアップします。
ラウレス-4は異なる性質の液体を混ぜ合わせるための乳化剤で、単独では洗浄力はありませんが、ラウレス-23と組み合わせることで洗浄力を発揮するため、洗浄剤力を向上させるためにラウレス-23と併用されることがあります。
ラウレス-23は、乳化剤として使われるほか、ラウレス-4と組み合わせることで洗浄力の強化に使用されることがあります。
非イオン(ノニオン)界面活性剤で、乳化、乳化安定、消泡剤として使用されます。
水に溶けやすくするための乳化剤として使用されます。
抗酸化作用があり、肌のターンオーバーを促進させる働きが期待できます。
また、水分と皮脂を乳化させ皮膜となるので保湿作用があり、さらに抗菌作用もあるとされるので頭皮ケアなどにへの効果も期待できます。
PEG-160Mは製品自体の水分調整や、乳化系や可溶化系の安定性を保持する目的で配合されます。
酸性アミノ酸に分類される疎水性(水に溶けにくい)アミノ酸で、髪の主な成分であるケラチンのうち13.8%がグルタミン酸です。
保湿作用が有りシャンプーなどに配合される場合は、頭皮環境の改善が期待されます。
主に保湿剤として使用されます。そのほかには細菌の増殖を抑える効果があることから防腐剤の効果を高める効果のほか、植物からエキスを抽出する際の溶媒として使用されるため、植物エキスを配合した際に、BGが少量、混ざり込むこともあります。
エタノールはいわゆるアルコールの成分で、抗菌、殺菌効果があるほか皮脂を取り除く効果が高く、頭皮の引き締め効果もあり、夏場などであれば清涼感も得られます。
非イオン界面活性剤です。水の硬度に影響を受けない泡立ちのため、水の硬度の高い場合の洗浄等に効果を発揮します。
また、乳化剤、可溶化剤として、混ざりにくい、水性成分と油性成分を混ぜる事が出来る成分です。
PH調整、頭皮や毛髪の引き締めを狙った収れん作用を期待して配合されます。
(C12,13)パレス-3は非イオン系(ノニオン系)界面活性剤で、乳化剤、可溶化剤としてヘアケア剤、スキンケア剤に使用されています。
主に抗菌、防腐剤として使用される芳香族アルコールの1種で、緑茶などにも含まれる、自然界にも存在する成分です。
食品などにも使用される、抗菌・防腐剤です。酸性成分の中で高い抗菌性を発揮し、フェノキシエタノールやメチルパラベンと併用されることが多くなっています。
サリチル酸Naは防腐剤として使用される他、角質を溶かして新陳代謝を促進することから、フケ防止効果も期待できます。
抗菌・防腐剤で、あまり良いイメージではとらえられていないようですが、広く各種製品に使われている成分で一般的には安全性には問題のない成分です。
合成香料です。
天然の着色料です。