「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイスト シャンプーはジャパンゲートウェイから発売されているシャンプーです。
「Rêveur(レヴール)」シャンプーには「リッチ&モイスト」と「スムース&モイスト」があり
この記事では、「リッチ&モイスト」の特徴や成分、宝実の分析、評価について解説します。
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストシャンプーの販売会社さんのウリ
フィトプロテイン配合
保湿力を高め髪の一本一本が潤っている髪へ導く各種の「フィトプロテイン:植物性タンパク質」を配合
レブールに配合されている5つのフィトプロテイン
トリプル処方の洗浄成分
頭皮のケア、髪の内部もケアできるトリプル洗浄成分で、きちんと汚れを落としながらもすっぴんの髪内部から、髪の保湿強化ができる独自の処方設計。
「植物性たんぱく質洗浄成分」を採用し、きちんと汚れを落としながらも、すっぴんの髪内部までたんぱく質を補給します。
植物タンパク質(PPT)洗浄成分 + 植物性酸性石けん洗浄成分 + アミノ酸洗浄成分
フィトケミカル配合
レヴールには緑と紫のフィトケミカル成分を6種ずつバランスよく配合。それぞれに厳選されたフィトケミカル成分を贅沢に配合することにより、強さと優しさをそなえた植物の力を与え、頭皮を健やかにし、美髪へ導きます。
果実がとろけるような香り
みずみずしいカシスやベリーの香りにフリージアの上品な香りが合わさったほのかな甘さの中に華やかさが広がる香り。
レヴールの公式サイトで見てみる
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストシャンプー、宝実の分析
洗浄成分
アミノ酸系の刺激の少ないマイルドな洗浄成分をメインとしつつも、洗浄力が高い成分や泡立ちを向上させる成分も配合されているので、アミノ酸系としては比較的泡立ちもよくクリーミーな感触で、さっぱりとした洗い上がりになると思います。
フィトプロテインって何
髪の主成分のケラチンはタンパク質から構成されています。
髪の毛は、毛穴の奥にある毛母細胞で作り出された後は、毛穴の外に押し出されていくだけで、栄養補給などがされるわけではなく、次第にダメージを受けて弱っていきます。
この弱った髪を少しでも健康な状態で保つために、外から髪の成分であるタンパク質を補うことで、髪の状態を整えてくれることになります。
このときに、植物性タンパク質は髪の表面に吸着する特性があり、しっかりと髪の表面に吸着されることで、髪を髪を保湿するだけでなく、なめらかな手触りに整えてくれることになります。
フィト=植物、フィトプロテイン=植物性のタンパク質
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストシャンプーに配合されているフィトプロテインとしては
・加水分解コメタンパク
・ワサビノキ種子エキス
・加水分解酵母タンパク
・加水分解ダイズタンパク
・アーモンドタンパク
があります。
それぞれの効果については、後半の全成分解説を参照してください。
トリプル処方の洗浄成分
前の方で、「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストシャンプーの洗浄成分について、簡単に解説しましたが、アミノ酸系の洗浄成分をメインにした洗浄成分に加えて
植物性酸性石けん成分としてラウレス-6カルボン酸Na
植物性タンパク質洗浄成分としてココイル加水分解ダイズタンパク
を追加することで、頭皮や髪の内部もケアできる3種類(トリプル)の洗浄成分を使うことで、しっかり汚れを落としながらも髪の内部を保護し、保湿を強化しています。
フィト=植物、サボン=シャボン、石けん:フィトサボン=植物性の洗浄成分
植物性タンパク質洗浄成分 × 植物性酸性石けん × アミノ酸洗浄成分
フィトケミカル配合
フィトケミカルは植物が、自分の身体を守るために出す成分で
色素、香り、苦み、あくなどがあります。
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストシャンプーに配合されているフィトケミカル成分としては
・ブドウ果実細胞エキス
・ビルベリー果実エキス
・クロフサスグリ果実エキス
・アサイヤシ果実エキス
・ブドウ種子エキス
・フリージアアルバ花エキス
・ラベンダー花エキス
があります。
フィトケミカルを配合することで、頭皮環境を整え、美しい髪を生み出す下地を作り出します。
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストシャンプー宝実の総合評価
洗浄成分としてはアミノ酸系のマイルドな刺激の少ない成分をメインとしつつ、石けん系やその他の洗浄成分を組み合わせることで、泡の質や洗浄力もしっかり確保しています。
髪や頭皮環境を改善する成分として植物性の各種のエキスをふんだんに、多種類配合しており、髪をしっとりまとまりのある感触に仕上げてくれます。
最近の傾向として、多数の種類の植物エキスなどを配合するシャンプーが増えていますが「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストプシャンプーもこの傾向を取り入れ、今時の最新タイプの成分配合になっています。
全成分解説を見ると分かると思いますが、植物性の髪をしなやかにまとめる成分と、頭皮環境を整える成分が多数、ほどよく配合されているといったシャンプーになります。
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストプシャンプーが適しているのは
・比較的、硬い髪でまとまりにくい
・髪に潤いがなく感触がバサバサ
・髪にくせがあって、うねりが気になる
・刺激の少ない植物性エキスで頭皮環境を改善していきたい
という人に適しています。
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストプシャンプーの全成分解説
「Rêveur(レヴール)」リッチ&モイストプシャンプーに配合されている全成分について、配合割合の多い順に並べ解説します。
アミノ酸系の洗浄成分(界面活性剤)です。刺激が少なく髪や頭皮に与えるダメージは少ないですが、その分、洗浄力や泡立ちは悪くなります。
洗い上がりの時に、独特のしっとり感があり、弱酸性ということもあって頭皮にダメージがあったり、バリア機能の低下した人にも安心して使用する事が出来るのが特徴
高い洗浄力を持ち、起泡性、泡切れに優れた洗浄成分で、硫酸系洗浄成分(ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Na)などと比べても洗浄力や脱脂力は同等であることから、これらの代替成分として利用頻度が増えています。
単体でも洗浄性や起泡性はありますが、通常は陰イオン界面活性剤と併用する事で起泡・洗浄力を向上させ、また泡の粘度を上げるなど、泡質の改善に効果があります。
また、泡立ちの悪いアミノ酸系の洗浄成分と併用することで、アミノ酸系のシャンプーの泡立ちを向上するためにも使用されます。
泡立ちが良いので、補助成分として増泡剤や増粘剤、起泡剤として使われる事が多い洗浄成分です。
テトラオレイン酸ソルベス-40は乳化およびヘアコンディショニング効果を期待して配合されます。
陰イオン界面活性剤およびカチオン化高分子にコカミドプロピルベタインやココアンホ酢酸Naなどの両性界面活性剤を加えた3種類の成分の相互作用によりヘアコンディショニング効果が高くなることが知られていますが、これにテトラオレイン酸ソルベス-40を加えることでさらに髪へのコンディショニング効果が高くなります。
ラウリルヒドロキシスルタインは、界面活性剤(洗浄成分)に分類されますが、単独で使用するよりは、他の界面活性剤と併用することで、泡立ちや、洗浄力を向上させるほか
他の洗浄成分の粘りけを向上(増粘剤)させたり、刺激を緩和したりする働きがあります。
酸性石けんと呼ばれる弱酸性の洗浄成分です。
使用感がさっぱりしていますが、頭皮などへの刺激は少ない洗浄成分です。
たんぱく質系の洗浄成分で、髪と同じタンパク質からつくられた洗浄成分なので、洗いながらトリートメント(ダメージ補修)できる洗浄成分となります。
ダイズペプチドが髪になじみ、保湿すると共にしなやかさを与えてくれるので髪をしっとり落ち着かせる効果も期待できます。
アーモンドを食品として食べた場合には様々な栄養素が含まれており、美髪に好影響があります。
アーモンドタンパクをシャンプーなどに配合した場合は、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤に分類されます。
加水分解ダイズタンパクは、大豆を酵素で加水分解し手できる成分で、植物性コラーゲンとして使用されています。
髪に対し、しっかり吸着してダメージを補修し、外部刺激から守り、髪をしっとり落ち着かせる効果が期待できます。
加水分解コメタンパクはお米を加水分解して生成されたもので、髪のダメージ部分に吸着しやすく毛髪表面の疎水化、手触り向上、髪表面に存在するバリア機能に類似した構造を持つ植物ペプチドです。
植物由来タンパク質の中では、毛髪になめらかさを与えるのが特徴です。
ワサビノキの種子から採れるエキスで、別名モリンガ種子エキスとも呼ばれます。
抗酸化作用や血管を健康に保つ効果が期待できることから、エイジングケア製品や薄毛・抜け毛対策の頭皮ケア商品にも配合されています。
加水分解酵母タンパクはコンディショナーによく配合されている成分で、帯電防止剤やヘアコンディショニング効果があり、髪全体をまとまりやすくします。
また、櫛通りを良くし、感触を改善、輝きとボリュームを増化させ、スタイリングしやすくする効果もあります。
そのほかにも、保湿と鎮静の効果があり、頭皮の状態を改善することが知られています。
ブドウの果実の細胞の培養物のエキスです。
紫外線からのダメージをケアするとともに、表皮幹細胞の活力を増大させ皮膚本来の再生能力を助けるアンチエイジング効果が期待できます。
ビルベリー果実エキスはアントシアニンを豊富に含み、抗酸化作用の他、頭皮環境改善作用があります。
クロフサスグリ果実エキスに含まれるアントシアニンは、抹消の血流を良くする働きがあります。一般的には、保湿成分として使用されています。
アサイヤシの果実(アサイー)から抽出して得られるエキスでポリフェノールやアンドシアニン、ビタミン類など抗酸化力の強い成分が多く含まれています。
ラジカル(活性酸素)消去による抗酸化作用、AGEs(老化物質)生成抑制による抗糖化作用により頭皮の活性化やリパーゼ阻害による毛穴環境改善効果(抗ニキビ・抗アクネ、毛穴ケア)が期待されます。
アサイヤシの果実
ヨーロッパブドウの種子から抽出して得られる植物エキスで、抗酸化作用があることからUVからの毛髪の保護、頭皮の活性化などの効果が期待されます。
フリージアアルバの花から抽出したエキスで皮膚コンディショニング効果があるとされています。
ラベンダー花エキスは、香料(ラベンダーの香り)、紫外線防止作用などの目的で配合されます。その他、収斂効果、殺菌効果、抗菌効果があります。
ラベンダー
非イオン性界面活性剤で、泡立ちや、増泡性の向上に優れた成分で、幅広いpHで使用可能で、抗菌性もあることから、石鹸やシャンプーなどに広く使用されています。
ポリクオタニウム-10は、静電防止や保湿剤、毛髪に対するコンディショニング剤などとして広く一般に使われている成分です。
毛髪の柔軟化や滑りやすさが改善されるので主にヘアリンス製品、ヘアコンディショナー製品などに配合されます。
いわゆる塩の成分です。陰イオン界面活性剤(洗浄成分)の水溶液に塩化Naを加えると粘度が増大するほか、乳化物の安定性を高め、溶液に溶けない成分を溶液中で均一に安定させるために使用されます。
ポリクオタニウム-50はメーカーにより2種類の製品がありシャンプーなど洗浄剤処方へ添加することで、クリーミーで弾力感のある泡にし、すすぎが早く、洗い流しやすくなるものと、使用後の毛髪に柔らかな仕上がり感やシリコーンのような滑らかさを与える製品の2系統があります。
EDTA-2Naは、シャンプー中にカルシウムイオンや鉄イオンなどの金属イオンが混ざっていると泡立ちや洗浄力が極端に低下するので、これらの金属イオンの悪影響を封じ込めるために配合されます。
クエン酸がシャンプーなどに配合される場合はPH調整、頭皮や毛髪の引き締めを狙った収れん作用を期待して配合されます。
製品自体の退色・変色防止のために配合される成分です。
洗浄目的では無く刺激緩和、保湿剤、エモリエント剤、乳化剤や、特に洗浄剤の粘度調整に使われることの多い成分です。
食品にも広く使用されている成分で、シャンプーなどに配合される場合は製品のPH調整、金属イオンによる悪影響を防止するためのキレート作用、各種成分の酸化防止作用があるほか
収れん作用による毛穴の引き締め、保湿作用、髪と頭皮を落ち着かせ、ツヤのあるまとまりの良い髪に導いてくれることが期待されます。
カラメルは水飴などの糖類を熱処理分解することで得られる褐色の液体で、天然の着色料として使用されます。
DPG(ジプロピレングリコール)は水、アルコール、油脂などとよく混ざり、ベタつきが少ないことから広く使用されている保湿剤です。
また保湿機能により頭皮からの水分蒸発を押さえることで頭皮のバリア機能を改善するほか、弱い抗菌作用があることから製品の安定剤としても使用される成分です。
古くから使われてきた保湿剤で、皮脂膜の分解によって生成される皮膚成分でもあります。
無色無臭の粘りけのある液体で、保湿剤または柔軟剤として使用され、ヘアケアーに使用する場合は乾燥した頭皮の保護やばさついた髪の補修に効果が期待できます。
BG(ブチレングリコール)は、主に保湿剤として使用されます。
そのほかには細菌の増殖を抑える効果があることから防腐剤の効果を高める効果のほか、植物からエキスを抽出する際の溶媒として使用されるため、植物エキスを配合した際に、BGが少量、混ざり込むこともあります。
エタノールはいわゆるアルコールの成分で、抗菌、殺菌効果があるほか皮脂を取り除く効果が高く、頭皮の引き締め効果もあり、夏場などであれば清涼感も得られます。
PG(プロピレングリコール)は保湿作用があるほか、防腐剤として単独ではなく他の防腐剤と併用されることがあり、溶剤や製品を安定させる作用にも優れていることから、化粧品などにも広く使用されている成分です。
マルトデキストリンはデンプンを部分加水分解して得られるデンプンとマルトースの中間生成物です。
シャンプーなどへは乳化安定化の目的で配合されます。
イソマルトは、糖アルコールの一種の甘味料で、食品にも広く使われます。
優れた吸湿性を持つ保湿剤として使用される他、紫外線(UV)やドライヤーの熱による毛髪キューティクルのダメージを緩和作用が期待できます。
ステアラミドプロピルジメチルアミンは帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤として使用されます。
優れた毛髪コンディショニング効果(髪をしなやかにする)を発揮することからヘアコンディショナー、ヘアトリートメントなどによく使用されている成分です。
ソルビン酸K(カリウム)は、防腐の目的で配合されます。
食品の保存剤としても承認されている水溶性の防腐剤で、細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあり、一般的に他の防腐剤と併用して用いられます。
レシチンはあらゆる動植物の細胞の中に存在する成分で、医薬品やサプリなどにも使用されています。
シャンプーなどに使用する場合は、乳化補助剤、保湿剤、各種成分の頭皮への浸透促進、界面活性剤(洗浄成分)の刺激緩和、感触改善のためのヘアコンディショニング剤として使用されます。
食品などにも使用される、抗菌・防腐剤です。酸性成分の中で高い抗菌性を発揮し、他の防腐成分と併用されることが多くなっています。
フェノキシエタノールまたはメチルパラベンと併用されることが多いようです。
メチルパラペンはシャンプーなどに配合される抗菌・防腐剤で、あまり良いイメージではとらえられていないようですが、広く各種製品に使われている成分で一般的には安全性には問題のない成分です。
特にシャンプーなどの洗い流す製品において、過度に心配する必要はありませんが、ごくまれにアレルギーなどが起きる可能性はあります。
フェノキシエタノールは、主に抗菌、防腐剤として使用される芳香族アルコールの1種で、緑茶などにも含まれる、自然界にも存在する成分です。
香料
合成香料です。
紫401
第3分類の法定色素です。色素名としてはアリズロールパープルになります。
注:第3分類:粘膜に使用されることがない外用医薬品、外用医薬部外品、化粧品等に使用できる物