HOLO BELLシャンプーはイルミノグループ株式会社から発売されているシャンプーです。
この記事では、HOLO BELLシャンプーの特徴や成分、宝実の分析、評価について解説します。
HOLO BELLシャンプーの販売会社さんのウリ
・洗髪、保護、スキンケアのトリプルアプローチ
・濃密泡、酸性シャンプー、３９種類の潤い成分、1本３役、ノンシリコン、指通り滑らか
・頭皮と髪を同時にケア
・３イン１の保湿シャンプーのこだわり
－ヘアサロン品質の洗浄成分（頭皮に優しい洗浄成分）
－濃密泡（きめ細かい機能的で快適な濃密泡を実現し、優しく汚れを包み込む）
－オールインワンでPPT成分4をはじめとするコンディショニング・トリートメント成分を20種類配合することにより、コンディショナー・トリートメント不要の、これ1本で指通りなめらかなな驚きのさらツヤ髪に仕上がります。
－頭皮や髪に悪影響があると言われているパラペンやアルコールなど１０種類の有害成分を不使用
－5種類のヒト型セラミド※7やヒアルロン酸など合計53種類の潤い成分で、髪の保護と同時に頭皮のスキンケアを実現。
・製品リニューアルで
－頭皮ケア、毛髪ケア成分を１５種類追加
－加水分解ケラチンを含むPPT成分４種類追加
（PPTとは、Polypeptide（ポリペプチド）の略称で、天然由来のタンパク質から作り出される成分です。 髪や肌に吸着しやすく、ダメージ補修・保湿効果を持つトリートメント成分の一つとして注目されています）
その他の特典
・送料無料
・最低購入回数制限無し
・お届け感覚、日時、個数を自由に変更可能
・お試しトライアル有り
・公式サイトであれば特別割引有り
HOLO BELLシャンプー、宝実の分析
メインの洗浄成分は、ラウレス－4カルボン酸Naで、弱酸性の石鹸系陰イオン（アニオン）界面活性剤で高級アルコール系の洗浄成分に分類されます。
以前は一部の通販、サロン系のシャンプーに使われていましたが、最近は市販のシャンプーの洗浄成分として使われることも増えてきました。 洗浄力が強い割には頭皮などへの刺激は低く、泡立ちもよい成分です。
刺激を抑えつつ、ある程度、サッパリした洗い上がりを目指してるシャンプーです。
高級シャンプーの中には刺激が少ない洗浄成分として、アミノ酸系の洗浄成分をメインにする場合が多いですが、泡立ちが悪く、イマイチ洗い上がりがサッパリしないという批判も多いことから、刺激が少なく、それなりの洗浄力がある成分を選んでいるのでしょう。
メインの洗浄成分に比較的刺激が少ない成分とは言え、高級アルコール系を使用していることから、刺激を緩和するための成分、あるいは泡立ちや感触をよくするための成分が５種類配合されています。
コカミドメチルMEA、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルアスパラギン酸Na、ラウリルグルコシド
HOLO BELLシャンプーで目立つのは、保湿作用や頭皮環境を改善し、毛髪を健康にする成分が極めて多数配合されていることです。
ほかの効果とクロスする場合もありますが、おおざっぱに分類して、頭皮や毛根の環境改善関係に効果のある成分は３９種類も配合されています、
ペンチレングリコール、グリセリン、BG、ヒアルロン酸Na、セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、セラミドEOP、セラミドAG、ピロクトンオラミン、ホホバ種子油、チャ葉エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、グリシン、アセチルチロシン、ラリックスエウロパエア木エキス、オタネニンジン根エキス、センブリエキス、アデノシン三リン酸2Na、酢酸トコフェロール、リンゴ果実培養細胞エキス、グリチルリチン酸2K、アセチルヘキサペプチド－1、加水分解コラーゲン、加水分解サケ卵巣膜エキス、コレステロール、スクワラン、乳酸桿菌/乳発酵液、パルミチン酸レチノール、コーン油、カンゾウ根エキス、カニナバラ果実油、ローマカミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、アルニカ花エキス、ゴボウ根エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、オドリコソウ花/葉/茎エキス、ニンニク根エキス
それぞれの成分の働きについては、記事の後半に簡単に解説してあるので興味のある人はチェックしてみてください。
直接的に毛髪を保護したりコンディショニング効果のある成分が１０種類あります。
ポリクオタニウム－10、マカデミア種子油、オリーブ果実油、加水分解シルク、加水分解ケラチン（羽毛）、加水分解ケラチン（カシミヤヤギ）、加水分解ケラチン（羊毛）、アルギニン、チャカテキン、クオタニウム－33
これらは髪の櫛通りをよくしたり、まとまりを良くしたり、髪に艶を与えたりする効果があります。
また、育毛剤などに配合されるような育毛成分もしっかり配合されています。
アセチルテトラペプチド－3、アカツメクサ花エキス、オランダガラシ葉/茎エキス
その他、殺菌やシャンプー自体を安定させたり、各種成分の効果を上げるための成分
クエン酸、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス（ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル）、エチドロン酸、PG、ジステアリルジモニウムクロリド、塩化亜鉛、キサンタンガム、イソプロパノール、レシチン、デキストラン、フェノキシエタノール、ピロ亜硫酸Na
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HOLO BELLシャンプー公式サイト
濃密×さらツヤ×頭皮ケアのトリプルアプローチ【HOLO BELL】
HOLO BELLシャンプー、宝実の総合評価
分析の項でも説明しましたが、HOLO BELLシャンプーは、極めて多数の各種成分が配合されています。
最近の傾向としても、高級シャンプーには多数の有効成分を配合するのがトレンドになっていますが、ここまで鬼のように各種成分が配合されているシャンプーは珍しいです。
特に、頭皮環境を改善したり、良好に保つことで、毛髪の状況を改善し、あるいは良好に保とうとする傾向が顕著です。
コーティング剤や、髪に、ある種の成分を浸透させることで髪質を良く見せるのでは無く、根本的に毛根や頭皮環境を改善させることで、髪を活性化させ、よりよい髪質を作り上げようとしている点には好感が持てます。
様々な成分によって総合的に美しい髪質を保とうとしていることがよく分かるシャンプーで、おすすめの一品です。
ただし、そうは言っても自分に合うかどうか、イマイチ心配な方は、トライアル製品もありますから、一度お試ししてから検討してみるという方法もあります。
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HOLO BELLシャンプー公式サイト
濃密×さらツヤ×頭皮ケアのトリプルアプローチ【HOLO BELL】
HOLO BELLシャンプーの全成分解説
HOLO BELLシャンプーの全成分について、配合量の多い順に解説します。
弱酸性の石鹸系陰イオン（アニオン）界面活性剤で高級アルコール系の洗浄成分に分類されます。
以前は一部の通販、サロン系のシャンプーに使われていましたが、最近は市販のシャンプーの洗浄成分として使われることも増えてきました。
洗浄力が強い割には頭皮などへの刺激は低く、泡立ちもよい成分です。
ヤシ油(植物油)から作られたシャンプーの洗浄成分（界面活性剤）です。
刺激が少なく泡立ちが良いので、補助成分として増泡剤や増粘剤、起泡剤として使われる事が多くなっています。
ラウロイルメチルアラニンNaはヤシ核油やパーム油などから作られるアミノ酸系の洗浄成分（界面活性剤）です。
アミノ酸系の洗浄成分としては比較的に洗浄力が高い成分で洗浄力とコンディショニング効果のバランスが良く、比較的さっぱり系の洗い心地です。
コカミドプロピルベタインは、ココナッツを原料とした両性界面活性剤です。
単体でも洗浄性や起泡性はありますが、通常は陰イオン界面活性剤と併用する事で起泡・洗浄力を向上させ、また泡の粘度を上げるなど、泡質の改善に効果があります。
また、泡立ちの悪いアミノ酸系の洗浄成分と併用することで、アミノ酸系のシャンプーの泡立ちを向上するためにも使用されます。
「その他、ラウリル硫酸Naなどの刺激の強い洗浄成分と組み合わせることで、刺激を緩和する作用があるほか、
コカミドプロピルベタインに陰イオン界面活性剤、カチオン化高分子、グリシン型両性界面活性剤が併用されている場合は、コアセルベート生成によるヘアコンディショニング作用を目的として配合されていると考えられます。
ペンチレングリコールは、さっぱりした感触と優れた抗菌性を有する多価アルコール（二価アルコール：グリコール）です。
低い濃度でも抗菌性があり、また保湿作用もあることから、多くのシャンプーなどに使用されていて、べたつきのない使用感が特徴です。
ラウロイルアスパラギン酸Naは、アミノ酸系界面活性剤に分類されます。
頭皮に対して安全性が高く、弱酸性領域で陰イオン性の界面活性能を発揮します。
石鹸と異なり中性なので、頭皮や肌にやさしく、洗浄力が石鹸のように強くなく、穏やかな性質です。
ラウリルグルコシドは、非イオン界面活性剤でありながら、すすぎ性に優れたさっぱりとした洗浄力を有しており、陰イオン界面活性剤と同等以上の起泡力および泡安定性・泡持続性があります。
ポリクオタニウム-10は、静電防止や保湿剤、毛髪に対するコンディショニング剤などとして広く一般に使われている成分です。
毛髪の柔軟化や滑りやすさが改善されるので主にヘアリンス製品、ヘアコンディショナー製品などに配合されます。
グリセリンは、古くから使われてきた保湿剤で、皮脂膜の分解によって生成される皮膚成分でもあります。
無色無臭の粘りけのある液体で、保湿剤または柔軟剤として使用され、ヘアケアーに使用する場合は乾燥した頭皮の保護やばさついた髪の補修に効果が期待できます。
ＢＧ（１，３-ブチレングリコール）は主に保湿剤として使用されます。
また、細菌の増殖を抑える効果があることから防腐剤の効果を高める効果も期待できます。
化粧品などに配合されている育毛成分として有名なキャピキシルの主な成分です。
毛母細胞などの修復機能があることから、育毛効果が期待されています。
アカツメクサ
AGA(男性型脱毛症)の原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを抑制する働きがあることや、女性ホルモン様の働きをするイソフラボンが豊富に含まれていることから、多くの育毛剤に使用されており、育毛成分であるキャピキシルの主成分にもなっています。
ヒアルロン酸Naは、皮膚の中にも存在する成分で、シャンプーなどへ配合される場合は髪や頭皮などの水分保持（保湿作用）を期待して配合されていると考えられます。
セラミドNP
セラミドNG
セラミドAP
セラミドEOP
セラミドAG
セラミドhttps://takarashampoo.com/111.htmlは、人の皮膚の中にも存在し、水分保持、保湿作用がある成分で、肌（頭皮）のバリア機能も果たしています。
髪に使われる場合は、髪の水分保持をサポートし、髪をしなやかにします。
特に各セラミドの持つ特徴としては
・セラミドNP：バリア機能強化
・セラミドNG：水分保持機能及びその持続性強化、バリア機能強化
・セラミドAP：バリア機能強化
・セラミドEOP：細胞間脂質の結合強化によるラメラ液晶構造安定化（バリア機能強化、維持）
・セラミドAG：水分保持機能及びその持続性強化、バリア機能強化
ピロクトンオラミンを配合したシャンプーは、殺菌作用、抗酸化作用、頭皮の皮脂の過剰分泌を抑える働きがあり、これらの作用によって、頭皮環境を整え、育毛しやすい頭皮環境を作ります。
マカダミア
マカダミア種子油は人間の皮脂に組成が似ており、皮膚（頭皮）への浸透性が高く、特に３０代以降急激に減少するパルミトレイン酸を豊富に含むため、比較的年齢の高い人のお肌（頭皮）のケアに効果が有る成分です。
また、髪への浸透力も高いので、乾燥した髪に潤いを与え艶やかな髪、まとまりやすい髪にする効果があり、オイル成分がキューテクルを保護するので、乾燥やドライヤーの熱から受けるダメージを軽減して枝毛や切れ毛の予防にもなります。
オリーブ
オリーブ果実油は、オリーブの果実から得られる脂肪油（植物油脂）です。
酸化に対する安定性が高く、油性基剤としてオイル製品を中心に使用されています。
閉塞性により髪などからの水分蒸発を抑え、髪に柔軟性や滑らかさを付与、人間の皮脂と組成が似ており、アレルギー反応が出にくく、皮脂膜となって紫外線から髪を守る効果が期待できます。
ホホバ種子油は、ホホバの種子から採れる液状のワックスで熱に強く、酸化安定性に優れています。
角層からの水分蒸散を防止し、肌を柔軟にする作用を有しており（エモリエント作用）、抗炎症作用も期待でき、サラッとした使用感で油っぽさがなく、皮膚になじみやすい特徴を持っています。
茶
チャ葉エキスは、お茶の葉のエキスで、抗酸化作用や消臭作用（特に加齢臭抑制作用）のほか消炎作用、収れん作用、保湿作用などがあります。
セイヨウアカマツ球果エキスは、マツ科植物ヨーロッパアカマツの球果(松ぼっくり、松かさのこと)から抽出して得られる植物エキスです。
一般的には肌荒れ・炎症改善作用目的で使用されますが、消炎、抗菌、血行促進、保湿、柔軟などの作用に優れていることから、育毛ケア製品にも広く活用される成分となっています。
その他、フケ原因菌抑制および抗酸化（過酸化脂質抑制作用）目的で設計された混合植物抽出液として配合されている場合もあります。
グリシンは、アミノ酸の一種で、広く人や生物の体内にも含まれる成分です。
髪の毛の主要成分であるケラチンを構成する１８種類のアミノ酸のうち、グリシンは約４％を占めています。
アミノ酸は、天然保湿因子（NMF）の主要成分で、頭皮環境を整え、毛髪の潤いを保つ目的でヘアケア製品に用いられています。
18種類のアミノ酸の中の1つである「チロシン」は、まず髪の毛の材料を作るために働き、余った「チロシン」がメラニン色素の原料となります。
メラニン合成経路における前駆物質で、白髪ケア用サプリメントでも使われている物質です。
化粧品として使用される場合は保湿効果、柔軟効果などが期待されます。
ラリックスエウロパエア木エキスは、ヨーロッパカラマツの木部のエキスです。
色素幹細胞を刺激し黒髪化を期待する成分で、白髪ケア成分として配合されます。
また、保湿効果があるほか、毛包を刺激することで、髪の成長を促し、髪を強化することが期待されます。
オタネニンジン
オタネニンジンとは朝鮮人参の別名で、オタネニンジン根エキスをシャンプーなどに使用した場合、育毛作用、血管拡張による血行促進作用、保湿作用、コラーゲン生成による抗老化作用などが期待されます。
センブリエキスは、センブリから抽出して得られる植物エキスです。古くから薬草として使用されています。
頭皮環境を改善し、血管拡張作用や育毛作用があるとされ、育毛シャンプーや育毛剤にも使用されている成分です。
アデノシン三リン酸２Ｎａは、ATPとも呼ばれ、皮膚細胞を活性化させる効果があり、賦活剤として用いられます。
血管を拡張する賦活剤としても使われ、体内のコラーゲンを生成促進し、皮膚細胞を活性する効果が期待でき、アンチエイジングカテゴリーの製品にもよく用いられます。
酢酸トコフェロールは、ビタミンE誘導体であり、血管拡張による血行促進作用や頭皮に対する過酸化脂質抑制による抗酸化作用が認められています。
加水分解シルクは、保湿作用や頭皮へのバリア機能があるほか、毛髪にしっかり付着し、ダメージヘアを補修したり、保護する機能があることからヘアケア製品に広く使用されるほか、皮膚コンディショニング製品などにも使用されます。
加水分解ケラチン（羽毛）
加水分解ケラチン（カシミヤヤギ）
加水分解ケラチン（羊毛）
加水分解ケラチンhttps://takarashampoo.com/102.htmlは加水分解ケラチンはケラチンを酸、酵素又は他の方法により加水分解して得られるもので、ヘアコンディショニング剤、爪コンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤などとして使用されます。
ヘアケアの効果としては
・毛髪柔軟化による保湿作用
・毛髪保護作用
・毛髪修復作用
が期待されます。
加水分解ケラチンの多くは羊毛を原料としていますがカシミヤや羽毛を原料としているものもあり、この主な３種類が全部配合されています。
リンゴ果実培養細胞エキスは西洋リンゴの一種「ウトビラー・スパトラウバー」の幹細胞の培養物から得られるエキスです。
人の皮膚幹細胞の働きを高め、肌の状態を健やかにする効果が期待でき、培養物に含まれる代謝物には皮膚細胞の寿命を延ばす成分が多く含まれていて、注目のアンチエイジング成分です。
頭皮細胞に働きかけ老化を遅らせる働きが期待されることから、衰えた毛母細胞やメラノサイト細胞を活性化する目的で、育毛シャンプーやヘアケア製品に使用されています。
グリチルリチン酸2Kは漢方薬で有名な甘草（カンゾウ）の根から抽出して得られるグリチルリチン酸にカリウムを結合させた成分で、抗アレルギー作用、抗炎症作用、皮膚刺激緩和作用などの目的で使用されます。
アルギニンは水溶性のアミノ酸で、髪の主要成分であるケラチンのうち９．１％がアルギニンです。
シャンプーなどにアルギニンを配合することでパサつき抑制による毛髪修復作用や保湿作用が期待されます。
アセチルヘキサペプチド－1は、肌に有害な影響を及ぼす外的環境要因から肌を保護し鎮静させるたり、メラニンの拡散に影響を与え、肌のトーンを均一に維持する効果が期待できます。
加水分解コラーゲンは、コラーゲンを加水分解し分子量を小さくすることで肌の内部へ浸透するようにした成分です。
保護膜を作ることから、キューティクルが傷みにくくなり、髪にしなやかさを与えます。
また、頭皮などへの浸透で水分蒸散抑制および水分保持による保湿作用、コラーゲン産生促進による抗老化作用、ヒアルロン酸産生促進による抗老化作用などが期待されます。
天然国産の鮭卵巣膜（筋子の薄皮部分）から抽出・精製したプラセンタエキスです。
特にアミノ酸が豊富で、ホルモンバランスを調整するグリシンや、動物性プラセンタには含まれていないエラスチンが含有され、肌弾力改善・キメ整え効果・毛穴の黒ずみ改善などを目的として化粧品に使用される成分です。
コレステロールは、主に動物の組織内に広く存在する動物ステロールで、シャンプーなどに配合される場合は保湿作用、乳化安定、セラミドの安定化によるバリア機能の改善、有効成分の頭皮への吸収効果の向上などを目的に配合されます。
スクワランは、人間の皮膚にも存在する成分で、深海サメやオリーブオイルなどから抽出されるスクワレンに水素を添加して、安定化させた成分です。
シャンプーやトリートメントなどに使われる場合は、髪を保護したり、ぱさついたダメージヘアーをまとめたり、頭皮に潤いを与えることで血行を改善し、髪そのものを健康に保つ事を期待して使用されます。
乳酸桿菌/乳発酵液は、生乳や脱脂粉乳を基質として乳酸桿菌 Lactobacillus により発酵して得られる液で、美白・保湿・抗酸化効果の他、抗老化効果が期待できます。
クエン酸がシャンプーなどに配合される場合は、ＰＨ調整、頭皮や毛髪の引き締めを狙った収れん作用を期待して配合されます。
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス（ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル）
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(べヘニル/イソステアリル/フィトステリル)は、抱水性エモリエント効果、光沢付与、分散などの目的で配合されます。
パルミチン酸レチノールは、ビタミンA誘導体で、肌の再生や修復に効果があると言われており、肌の細胞の再生を促進することで、シワやシミの改善が期待できます。
また、肌の保湿効果を高めるために使用されます。
コーン油は、リノール酸とオレイン酸を主成分とし、植物ステロールやγ‐トコフェロールも含んでいて、比較的酸化安定性の良いオイルです。
閉塞性により水分蒸発を抑え、その結果として頭皮や髪に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性を有しています。また髪の艶を出す効果もあります。
チャカテキンは、酸化防止剤としての機能を保有しているほか、損傷した髪のキューティクルに水分を補給することや損傷したキューティクルを平らに寝かせてなめらかにすることで、毛髪の外観や感触の改善に効果が期待できます。
また、チャカテキンは陰イオン性界面活性剤との併用により泡立ちを良くします。
カンゾウ根エキスはマメ科植物のカンゾウの根から水で抽出して得られる水溶性のエキスで、古くから医薬品として使用されてきた成分で、抗アレルギー作用、抗炎症作用、色素沈着抑制などの効果があり、頭皮の炎症や発疹などを抑え、頭皮の状態を整え、かゆみやフケを抑える効果があります。
また、頭皮の状態を整える効果があることから、育毛剤などへも使用されます。
カニナバラ
カニナバラ果実油は、カニナバラの果実から得られる植物油（植物オイル）です。
シャンプーなどに配合される場合は、エモリエント作用、感触改良などの目的で配合されます。
ローマカミツレ花エキスは、ローマンカモミールの花から抽出して得られる植物エキスです。
AGEs生成抑制による抗糖化作用（皮膚の老化防止）のほか抗炎症作用、皮膚代謝促進作用、抗菌作用などもあり、頭皮環境を改善することで育毛にも好影響が得られることからシャンプーや育毛剤に活用されています。
ローズマリー
ローズマリー葉エキスはローズマリーの葉から抽出されるエキスで、ローズマリーは昔から若さを取り戻すハーブとして知られており血液循環を促進する効果があります。
そのほかにも、抗酸化作用、抗炎症作用および抗アレルギー作用、抗菌作用、抗老化作用があるばかりでなくパーマ、ブリーチ、カラーリングなどの化学処理された頭髪の抗酸化的な損傷抑制作用も認められています。
アルニカ花エキスは、キク科植物アルニカ（和名：セイヨウウサギギク）の花から抽出して得られる植物エキスです。
主な作用としては、抗アレルギー作用、抗酸化作用などが期待されます。
ゴボウ
ゴボウ根エキスは、ゴボウの根から抽出して得られる植物エキスで、保湿作用、血行促進作用、フケおよび脱毛予防作用による育毛作用目的で配合される成分です。
オランダガラシ葉/茎エキスは、オランダガラシ（クレソン）の葉、茎から抽出して得られる植物エキスです。
シャンプーや育毛剤に配合される場合は、近年、育毛成分として注目されているR-spondin1産生促進による抗脱毛・育毛の目的で配合されます。
セイヨウキズタ葉/茎エキスは、セイヨウキズタ（英名：ivy：アイビー）の葉・茎から抽出して得られる植物エキスです。
使用目的としては、抗炎症作用、抗菌作用、保湿作用、抗酸化作用、血管拡張（血行促進）、余分な水分の排出／ヒアルロニダーゼ活性阻害によるむくみ改善作用などがあります。
血行促進や頭皮環境改善効果が見込めることから育毛剤や育毛シャンプーを含むヘアケア製品に使用されることも多くなっています。
オドリコソウ
オドリコソウ花/葉/茎エキスは、シソ科オドリコソウの花や茎、葉、根から抽出される植物エキスです。
収れん作用、消炎作用が有り、また皮脂腺の活動を抑制する働きもあることから、頭皮環境を整え脱毛対策として育毛剤やヘアケア製品に配合されます。
その他、毛穴を引き締めフケ・痒みを防ぎ、頭皮をきめ細かく良い状態にしてくれる効果が期待されます。
ニンニク根エキスは、ニンニクの鱗茎から得られる抽出物（植物エキス）で、角層水分量増加による保湿作用 、血管拡張による血行促進作用などを目的に配合されます。
エチドロン酸は、髪を洗う際の水などに含まれる金属イオンを除去（キレート作用）し泡立ちの悪化、金属セッケンの生成による毛髪のきしみなどを防止する目的で配合されます。
ＰＧ（プロピレングリコール）は、保湿作用があるほか防腐剤として単独ではなく他の防腐剤と併用されることがあり、溶剤や製品を安定させる作用にも優れていることから、化粧品などにも広く使用されている成分です。
ジステアリルジモニウムクロリドは、陽イオン界面活性剤（カチオン界面活性剤）で、使用目的は帯電防止と乳化です。
タンパク質が抜けた髪や乾燥している髪はプラスイオンが多く、静電気が起こりやすくなりますがジステアリルジモニウムクロリドは、石鹸と逆のイオン構造を持っており、マイナスに帯電している毛髪に吸着し、柔軟性や静電気防止などの効果があります。
塩化亜鉛は、亜鉛の塩化物で、収斂、殺菌、紫外線カット効果があります。
クオタニウム－33はシャンプーなどの際に帯電した毛髪の静電気を除去して滑りを良くするとともに、ダメージを受けた毛髪の柔軟性を向上させ、乾燥後の毛髪のパサつきを抑えて柔軟でまとまりのある髪に仕上げる効果も期待できます。
キサンタンガムは、トウモロコシなどのデンプンを発酵させて作られる成分で、食品などにも使われています。
水に溶けやすくシャンプーに使われる場合は、シャンプー剤の粘度を上げ、泡の弾力性を向上させる目的で使用されます。
イソプロパノールは、一般的には樹脂などの溶剤や消毒剤として使用される成分ですが、シャンプーやコンディショナーに配合する場合は、イソプロパノールを溶剤として使用すると水中に香油を均一に分散するので、香気の発散を良好にする効果が有ります。
レシチンはあらゆる動植物の細胞の中に存在する成分で、医薬品やサプリなどにも使用されています。
シャンプーなどに使用する場合は、乳化補助剤、保湿剤、各種成分の頭皮への浸透促進、界面活性剤（洗浄成分）の刺激緩和、感触改善のためのヘアコンディショニング剤として使用されます。
デキストランは、ショ糖を原料にして、特定の乳酸菌（ロイコノストック属菌）が生産する多糖類の一種で、医薬品、化粧品の他にも様々な用途で使われています。
シャンプーや化粧品に使われる場合は主に保湿剤や安定剤、微量成分の均等化のために使用されます。
フェノキシエタノールは、主に抗菌、防腐剤として使用される芳香族アルコールの1種で、自然界にも存在する成分で、緑茶などにも含まれています。
注：フェノキシエタノールは化学式ではアルコールの構造を持った芳香族アルコールですが、エタノールと言っても一般的なアルコールとは異なる性質を持った成分ですから、アルコールアレルギーのある人でも問題となることは通常ありません。
ピロ亜硫酸Naは、シャンプーなどに配合される場合は酸化防止を目的として配合されます。
ピロ亜硫酸Naは、水中で弱酸性を示す水溶性の亜硫酸塩で、製品中の酸化しやすい物質に先立って自動的に酸化されることにより、製品のその他の成分の酸化を防止する働きがあります。
香 料
香りをつけるための合成香料です。
以上
ＰＲ
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