HARU kurokamiスカルプは株式会社nijitoから発売されているシャンプーです。
この記事では、HARU kurokamiスカルプの特徴や成分、宝実の分析、評価について解説します。
HARU kurokamiスカルプの販売会社さんのウリ
まず最初にHARU kurokamiスカルプの販売会社さんのウリを並べて見ると
・シャンプー1本で6つの機能
リンス不要、頭皮ケア、ハリ・コシ・ボリュームケア、フケ・かゆみ・ニオイケア、黒髪ケア、ダメージ補修・紫外線ダメージケア
アミノ酸シャンプーですからリンス不要は当たり前なのですが、それ以降についてはしっかりチェックして行きたいと思います。
・もこもこの泡で頭皮を整え、たっぷり保湿
「ソープナッツエキスが古い角質をやわらかく/ヤシ由来の洗浄成分が頭皮の汚れをスッキリ洗い流す・髪のもとになるアミノ酸もたっぷり/独自のブレンドで、頭皮のフケ・かゆみ・ニオイが気になる方にもおすすめ」
・ハリ・コシのある、美しい髪の毛へ
「栄養成分をぜいたくにブレンド/ヘアケア業界で注目されているキャピキシルやリンゴ果実培養細胞エキス、ソメイヨシノ葉エキスやカミツレ花エキスなど、こだわりの成分がたっぷり」
「髪の根元からケアするため時間はかかるが、ハリ・コシのある美髪へ導きます」
・髪をダメージから守り、なめらかな指通りに
「紫外線によるダメージをケアする、スイカズラ花エキス・グアバ果実エキスをブレンド。サラサラとしたなめらかな指通りに」
・天然アロマで、ぜいたくな時間を
「オレンジ油やイランイラン花油、アオモジ果実油などの6種類の精油※をていねいにブレンド」
HARU kurokamiスカルプ、宝実の分析
アミノ酸シャンプーなので刺激が少なくコンディショナーがいらない
育毛シャンプーの基本ですが、HARU kurokamiスカルプはアミノ酸系の頭皮や髪への刺激の少ない洗浄成分を使っています。なお、アミノ酸系の洗浄成分を使用している場合は、基本的にコンディショナーなどを使用して髪をシリコンなどでコーティングする必要がありません。
育毛成分がビックリするくらい多種多様に配合されている
HARU kurokamiスカルプの全成分を調査しましたが(全成分の細部については後述)ビックリするくらい多種多様な育毛成分が配合されています。
たくさんあれば良いってもんじゃないかもしれませんけど、どれかは、って言うよりは上から下から、前から後ろから様々な育毛成分で攻められたら、そりゃ効果あるよねって感じがします。
育毛剤などにも配合されている成分を並べると
ホップエキス、オオムギ発酵エキス、マテチャ葉エキス、アセチルテトラペプチド-3、アカツメクサ花エキス、センキュウ根茎エキス
特にアセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスは育毛成分として有名なキャピキシルを構成する主要成分です。
頭皮環境を改善し、保湿のための成分が様々に配合されている
直接的な育毛成分で無くても、頭皮環境を改善することで、抜け毛を減らし、育毛にずいぶん効果が有ります。
頭皮環境改善のために配合されている成分としては
セロリ種子エキス、乳酸桿菌/マテチャ葉発酵液、(カプロイル/ラウロイル)ラクチレートNa、トコフェロール、ワカメエキス、スイカズラ花エキス、カボス果汁、アサイヤシ果実エキス、グアバ果実エキス、ビワ葉エキス、ソメイヨシノ葉エキス、リンゴ果実培養細胞エキス、ハイブリッドローズ花エキス、カミツレ花エキス、海塩、グリシン、水添ホスファチジルコリン、ダイズステロール
これらの成分は、頭皮環境を改善することで育毛に効果が有るとして、育毛剤に配合される場合も多くなっています。
香料にはアロマテラピーに使われる天然成分を使用
HARU kurokamiスカルプに使われている香料は
イランイラン花油、レモン果皮油、アオモジ果実油、グレープフルーツ果皮油、オレンジ油、ライム油
これらはアロマテラピーにも使われるリラックス効果の高い成分でもあります。
これらのリラックス効果の高い香りで癒やされることで、ストレスが多少なりとも改善されれば、抜け毛防止、育毛に効果が得られるかもしれません。
何といっても脱毛の1番大きな原因はストレスだと言われますからね。
HARU kurokamiスカルプ宝実の総合評価
HARU kurokamiスカルプは成分を見ると分かるとおり、様々な育毛成分が配合されているほか、頭皮環境を改善することで抜け毛を減らし、毛根の活動を活発にさせる成分が多々配合されています。
しかも香料にも多くのアロマ効果が期待できる成分が配合されています。
ということで、最近どうも薄毛が気になるという人なら1度は試して見る価値のあるシャンプーではないかと鑑定します。
公式サイト
HARU kurokamiスカルプの全成分解説
HARU kurokamiスカルプの全成分について配合されている割合の多い順に簡単に特徴を解説します。気になる成分が合ったらチェックしてみましょう。
何だかんだ言って、シャンプー自体が髪や頭皮にストレスをかけます。ですから1番メインの洗浄成分に刺激の少ない洗浄成分を使う事は頭皮や髪にとって大切な事になります。
ココイルグルタミン酸TEAは、高級シャンプーで使われるアミノ酸系の洗浄成分(界面活性剤)で、刺激が少なく髪や頭皮に与えるダメージは少ないです。ただし、その分、洗浄力や泡立ちは悪くなります。
洗い上がりの時独特のしっとり感があり、弱酸性ということもあって頭皮にダメージがあったり、バリア機能の低下した人にも安心して使用する事が出来るのが特徴
ココヤシから得られるヤシ油から作られる界面活性剤(洗浄成分)で、刺激が少なくコカミドDEA自体に洗浄力はほとんどありません。洗浄力や泡立ちを向上させたり、粘度を増強するために補助成分として配合されます。
古くから使われてきた保湿剤で、皮脂膜の分解によって生成される皮膚成分でもあります。
無色無臭の粘りけのある液体で、保湿剤または柔軟剤として使用され、ヘアケアーに使用する場合は乾燥した頭皮の保護やばさついた髪の補修に効果が期待できます。
角層水分量増加による保湿作用用あるいは抗菌・防腐による製品安定化剤のために使用されます。
髪をしっとりさせ、柔らかく軽い感触が得られます。また、プロパンジオールはアルコールの一種なので、さらさら感や軽さを生み出します。
アミノ酸系の洗浄成分です。アミノ酸系としては比較的洗浄力が高く、起泡性にも優れています。
メインの洗浄成分に刺激は少ないものの、洗浄力が弱めのココイルグルタミン酸TEAの洗浄力を補助する目的で配合されていると考えられます。
ヤシ油から得られる、アミノ酸系界面活性剤(洗浄成分)です。
優れた起泡力を有しており、石鹸に似た使用感と優れた洗浄性があることに加えて、アミノ酸系の特徴である低刺激な起泡・洗浄剤でもあります(アミノ酸系の洗浄剤としては洗浄力が強くやや刺激も強い)
さっぱりした感触を付与し、皮膚や頭皮につっぱり感がほとんどないのが特徴であり、また使用後にしっとり感を付与します。
これも、メインの洗浄成分に刺激は少ないものの、洗浄力が弱めのココイルグルタミン酸TEAの洗浄力を補助する目的で配合されていると考えられます。
セロリ種子エキスにはビタミンが豊富に含まれ、血行促進、抗酸化作用、抗炎症作用があることから、頭皮の活性化が期待されます。
マテの葉を乳酸菌で発酵させて得たエキスで、抗酸化作用、抗炎症機能、保湿作用などを有し頭皮環境を改善する頭皮コンディショニング剤です。
グリセリンに中級脂肪酸(中鎖脂肪酸)の一種であるカプリル酸とカプリン酸を結合したグリセリン脂肪酸エステルです。
天然の油脂よりも軽い感触であり、酸化安定性に優れており、皮膚や髪をなめらかにしたり、うるおいを保つ働きがある油性原料です。
シャンプーなどに配合される場合は、エモリエント作用、感触改良のほか、分散(粒子状の成分を均一に混ぜる)などの目的のために使用されます。
カプリン酸、ラウリン酸の混合物で、デオドラント(消臭)製品などによく使われますが、フケ防止や抗菌作用、洗浄作用なども有しています
クエン酸とエタノールとのトリエステルで、香料、可塑剤、コーティング剤として使用されます。
本品についての使用目的は不明、香料の溶剤として使用された可能性もありますが、その他の目的の可能性もあります。
ムクロジ科ソープナッツ(実)のエキスで、起泡性と洗浄力がある天然のサポニンという成分が含まれ、起泡性、洗浄力などに優れています。
頭皮へのダメージが少なく、コンディショニング効果も有ることから、うるおいをキープしながら余分な皮脂・汚れを洗い流すことが可能です。
ビタミンEの別名です。製品自体の酸化防止及び髪や頭皮の抗酸化作用(アンチエイジング)を目的に配合されます。
クワ科植物ホップの雌花穂から水、エタノール、BG、またはこれらの混液で抽出して得られる抽出物(植物エキス)で、ホップはビールの香味付けに使われていることで有名です。
シャンプーなどのヘアケア製品にホップエキスを配合する場合、5α-リダクターゼ阻害による抗脱毛作用、チロシナーゼ活性促進による抗白髪作用などが期待されます。
オオムギを酵母で発酵させ、抽出されたエキスです。髪を作る毛母細胞や髪の色素形成細胞メラノサイトの機能を活性化させるので、育毛効果や白髪予防効果が期待でき、育毛剤などにも配合されている成分です。
豆乳発酵液は豆乳を乳酸菌などで発酵させ、エタノールを加えて、ろ過してできたもので、原料の大豆には女性ホルモン様の働きをする大豆イソフラボンが大量に含まれており、抗酸化作用があることから化粧品などにもよく使われます。
豆乳には髪の主成分であるケラチンを構成するアミノ酸のグルタミン酸やアスパラギン酸も豊富に含まれており、これらが髪に吸着することで髪の保水力が向上します。
ワカメエキスはワカメから抽出したエキスでカリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄、ヨウ素などの栄養素やミネラルが豊富に含まれており、頭皮のアンチエイジング(抗酸化作用)、頭皮コンディショニングの改善、育毛促進、抗脱毛剤、保湿剤としての効果が期待されます。
日本海や太平洋沿岸に広く分布し、各地で昔から食されてきたホンダワラ科の褐藻のエキス。
アカモクには様々な生理活性が知られているフコイダンが含まれており、健康食品としても優れた海藻でもあります。
高い保水力で髪にツヤを与え、健やかな頭皮・髪を保ちます。
スイカズラの花蕾から水、エタノール、BGで抽出して得られる抽出物で、湿疹、あせも、ただれに効き、美肌に効果があるとされており、古くから漢方薬や民間薬に用いられてきました。
成分にクロロゲン酸やサポニン等を含んでおり、効能としては、毛根を詰まらせる角栓の形成を抑制する作用、頭皮や髪の保湿作用、セラミド合成促進による頭皮のバリア機能改善などが期待されます。
加水分解シルクは保湿作用や頭皮へのバリア機能があるほか、毛髪にしっかり付着し、ダメージヘアを補修したり、保護する機能があることからヘアケア製品に広く使用されるほか皮膚コンディショニング製品などにも使用されます。
加水分解コンキオリンは真珠から抽出される成分で、古くから肌のケアや漢方薬にも使用されている成分で
頭皮の保湿、頭皮細胞を若々しくする作用の他、毛髪に対する手触り感・ツヤ改善作用、キューティクルのリフトアップ抑制作用なども期待出来ます。
マテ茶はマテの葉や枝から作られたお茶で、ポリフェノールやミネラル分が多く含まれています。
薄毛の原因になる5α-リダクターゼ活性抑制作用、毛髪の紫外線ダメージ抑制作用、頭皮を老化させてしまうフリーラジカルやAGEs産生を抑制する作用などがあります。
カボス果汁は皮脂酸化抑制作用により、頭皮や髪にある皮脂の酸化を抑えることで頭皮や髪にダメージを与える過酸化物質ができることを防ぎます。
また、紫外線などによる、皮膚老化の原因となるフリーラジカルの消去作用があるほか、頭皮の柔軟性・弾力性を低下させたり、老化を進める原因となるAGEsの産生抑制作用が認められています。
アサイヤシの果実(アサイー)から抽出して得られるエキスでポリフェノールやアンドシアニン、ビタミン類など抗酸化力の強い成分が多く含まれています。
ラジカル(活性酸素)消去による抗酸化作用、AGEs(老化物質)生成抑制による抗糖化作用により頭皮の活性化やリパーゼ阻害による毛穴環境改善効果(抗ニキビ・抗アクネ、毛穴ケア)が期待されます。
グアバ果実エキスはグアバの果実から抽出して得られるエキスで、期待される効能としては、頭皮細胞などにダメージを与えるフリーラジカル消去による抗酸化作用や老化成分であるAGEs生成抑制による抗糖化作用などがあります。
アラビカコーヒーノキの種子から水、エタノール、BG、またはこれらの混合液で抽出して得られる抽植物エキスです。
コーヒーにはカフェインのアロカイド、ポリフェノールのクロロゲン酸、ナイアシン、タンニンなどが含まれています。
主な効果として抗酸化作用、紫外線防御作用、保湿、頭皮の引き締め効果などがあります。
ビワの実は食用に使われ、皆さんよくご存知だと思います。このビワのなる木の葉から抽出したエキスがビワ葉エキスになります。
ビワの葉は漢方薬としても用いられ、シャンプーに配合される場合は頭皮の引き締めや抗炎症作用の他、育毛や白髪抑制効果が期待されます。
アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスは育毛成分として有名なキャピキシルの主な成分です。毛母細胞などの修復機能があることから、育毛効果が期待されています。
前述のアセチルテトラペプチド-3と合わせて育毛成分のキャピキシルの主要成分です。
AGA(男性型脱毛症)の原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを抑制する働きがあることや、女性ホルモン様の働きをするイソフラボンが豊富に含まれていることから、多くの育毛剤に使用されています。
桜の品種として有名なソメイヨシノの葉から得られる植物エキスでサクラ葉抽出液とも呼ばれることがあります。
アレルギー反応の原因になる体内のヒスタミンの放出を抑制する働きによる抗アレルギー作用があることが分かっている他、抗炎症、抗酸化、保湿、かゆみ抑制作用などが期待されます。
また、保湿や抗炎症作用により頭皮環境が改善されることで育毛効果が期待できるとして、育毛ケアシャンプーに使用されることがあります。
セリ科植物センキュウの根茎から抽出して得られ植物エキスです。
主な効能としては、血管拡張による血行促進作用、抗酸化作用、消炎、鎮静作用などがあります。
血行促進による頭皮環境の改善により、育毛効果があるとされ、育毛シャンプーや育毛剤によく使用されています。
リンゴ果実培養細胞エキスは西洋リンゴの一種「ウトビラー・スパトラウバー」の幹細胞の培養物から得られるエキスです。
人の皮膚幹細胞の働きを高め、肌のシワを減らすことが実証されており、培養物に含まれる代謝物には皮膚細胞の寿命を延ばす成分が多く含まれていて、注目のアンチエイジング成分です。
頭皮細胞に働きかけ老化を遅らせる働きが期待されることから、衰えた毛母細胞やメラノサイト細胞を活性する目的で、育毛シャンプーやヘアケア製品に使用されています。
ハイブリッドローズ花エキスは天然のローズ(バラの花)から抽出したエキスで、香料や保湿成分として使用されます。
また抗酸化作用、抗糖化作用などにより、頭皮や肌の老化を抑え、みずみずしく保つためにも効果があります。
カミツレ花とは、ハーブで有名なカモミールの日本名でカミツレ花エキスはカミツレ花から抽出して得られるエキスです。
抗炎症作用、収れん作用、抗菌作用、血行促進作用、かゆみ止めの作用があり、シャンプーや化粧品など様々な製品に使われています。
ブッソウゲ葉エキスとは、ハイビスカスの葉のエキスで、植物版のヒアルロン酸とも呼ばれており、高い保湿作用、抗酸化作用があります。
頭皮や毛髪の潤いを保ってくれ、化粧品などにも、使用されています。
ヘマチンは動物の血中のヘモグロビンを分離して合成される、有機鉄錯化合物で、通常はヘマチンはグロビンという成分と結合した状態で存在しています。
髪の主成分のケラチンはグロビンと似ているため、ヘマチンを髪に使用するとケラチンと結合する力が働き、露出したコルテックスをキューティクルに似た物質で覆い、毛髪ダメージを補修してくれます。
抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制して毛母細胞やメラノサイト細胞の老化を防ぎ、抜け毛や白髪を予防し、育毛効果が期待できるほか髪のダメージを軽減する働きもあります。
また、ヘマチンにはアルカリを除去する効果があり、パーマやカラーリングをした後に毛髪に残るアルカリ性薬剤を落としやすくなるので、パーマの持ちを良くしたり、カラーリングの褪色を防いだりする効果が期待できます。
海水を乾燥させて得られる無機塩の混合物で、塩化ナトリウムのほか塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫化カルシウムなどのミネラル成分も含まれています。
シャンプーなどに配合される場合は、保湿作用やスクラブの目的で使用されます。
その他、ミネラルによる血行を促進する効果や、浸透圧の関係で水分が出やすくなるところから、むくみ解消(頭皮の引き締め)作用も期待されています。
グルタミン酸Naは調味料などによく使われている成分で、シャンプーなどに配合される場合は、頭皮や髪の保湿作用を期待して使用されます。
グリシンは、髪の主な成分であるケラチンの4.1%を占める成分で、保湿効果、血行促進効果、抗菌・抗酸効果、キレート作用、緩衝作用など、幅広い機能があり、代謝を向上させることで育毛にも効果が期待できることから、育毛剤や育毛シャンプーといった製品へ配合されることもあります。
髪の主成分であるケラチンを構成するアミノ酸の2.8%がアラニンです。
一般的には角質層水分量増加による保湿作用の目的で使用されるほか、ヘアコンディショニング剤に分類され、特にダメージを受けた頭皮の保湿機能に優れます。
動植物の細胞中に存在する生体膜の主要構成成分であるリン脂質を主成分とするホスファチジルコリン(レシチン)に水素を添加したレシチン誘導体(両性界面活性剤)です。
シャンプーなどに配合される場合は、乳化の目的、あるいはリポソーム形成することで通常は頭皮などに浸透しにくい成分を浸透させ、効果を促進する作用を期待して使用されます。
ダイズ油から得られる植物ステロールの混合物です。シャンプーなどに配合される場合は、エモリエント作用、乳化安定化、皮膚に浸透しにくい成分を浸透しやすくするリポゾーム形成、セラミドの安定化などの目的で配合されます。
また、ポソームの安定化にダイズステロールが用いられる場合は、前述した水添ホスファチジルコリン(水添レシチン)を乳化剤として併用したリポソームが用いられます。
ポリクオタニウム-10はシャンプーに使われる際には、静電防止や保湿剤、毛髪に対するコンディショニング剤などとして広く一般に使われている成分です。
毛髪の柔軟化や滑りやすさが改善されるので主にヘアリンス製品、ヘアコンディショナー製品などに配合されます。
リンスインシャンプー、ノンシリコンシャンプーなどにも配合されることがあります。
カプリン酸グリセルはヤシ油から得られるカプリン酸とグリセリンが結合したもので、食品添加物としても使用されますが、シャンプーに配合される場合は、乳化剤及び抗菌、防腐剤として使用されます。
ラウリン酸ポリグリセリル-2は食品添加物としても使われている成分で、乳化剤として配合されています。
ラウリン酸ポリグリセリル-10はヤシ油やパーム核油から得られるラウリン酸とグリセリンから得られる成分で、低濃度では乳化剤として、3%以上の比較的高濃度では起泡剤や洗浄剤として使用されます。
BG(ブチレングリコール)は主に保湿剤として使用されます。
そのほかには細菌の増殖を抑える効果があることから防腐剤の効果を高める効果のほか、植物からエキスを抽出する際の溶媒として使用されるため、植物エキスを配合した際に、BGが少量、混ざり込むこともあります。
エタノールはアルコールの成分で、抗菌、殺菌効果があるほか皮脂を取り除く効果が高く、頭皮の引き締め効果もあり、夏場などであれば清涼感も得られますが、少量の配合なので植物エキスなどを抽出する溶媒が混ざり込んだものと考えられます。
トウモロコシなどのデンプンを発酵させて作られる成分で、食品などにも使われています。
水に溶けやすくシャンプーに使われる場合は、シャンプー剤の粘度を上げ、泡の弾力性を向上させる目的で使用されます。
レシチンはあらゆる動植物の細胞の中に存在する成分で、医薬品やサプリなどにも使用されていますが、シャンプーなどに使用する場合は、乳化補助剤、保湿剤、各種成分の頭皮への浸透促進、界面活性剤(洗浄成分)の刺激緩和、感触改善のためのヘアコンディショニング剤として使用されます。
デキストランは、ショ糖を原料として特定の乳酸菌(ロイコノストック属菌)が生産する多糖類の一種で、医薬品、化粧品の他にも様々な用途で使われています。
シャンプーや化粧品に使われる場合は主に保湿剤や安定剤、微量成分の均等化のために使用されます。
鉱物の一種で人工的に生成することもできます。人間の髪や体内にも存在する成分で、髪の毛の主成分であるケラチンの生成に影響を与えているという情報もあり、飲料水やサプリとしても使用されています。
シャンプーなどに配合される場合は、虹のような多色の色彩を示す光学現象である遊色効果や肌荒れ防止・抗炎症作用などの目的で配合されていると考えられます。
レモンの皮から取れる精油で、消毒・殺菌作用があるほか、血液の循環改善、過剰な皮脂分泌を抑えることで頭皮環境を整えるほか、アロマの効果など様々な効能が期待できます。
中国原産のメイチャン(アオモジ)という果実から抽出され、薄い黄色のオイルは、レモングラスに似た甘い香りがします。
抗菌作用、収れん作用があるほか、香料やアロマテラピーとしても使用されています。
グレープフルーツ果皮油は香料として使われ、アロマとしてのリフレッシュ効果のほか、血行促進、収れん作用、皮膚コンディショニング、保湿効果が期待できることから、頭皮ケアにも良いと言われています。
オレンジ油にはリモネンという成分が含まれており、血行促進や抗菌、保湿作用、免疫力強化作用があり、頭皮環境を改善することで育毛が期待できるとして、育毛シャンプーや育毛剤に使用されています。
またリモネンには弱いミカン果皮様の柑橘香気を有していることから、シトラス系の香料としても使用されます。
イランイランはアロマテラピーで使用される精油として有名です。非常に特徴のある香りで好みが分かれる場合もあります。
アロマとして非常にリラックス効果が有るほか、皮脂の分泌バランスを整える働きが有り、頭皮環境を整えることで育毛効果も期待されます。
ミカン科の植物ライムの果皮から得られる精油で、ライムの酸がキューティクルを整えオイル成分により髪にツヤを与えるほか、収れん作用や抗菌作用により、脂性の頭皮への引き締め効果も有ります。
香料としてライムコロンやシャンプー、洗剤などに使用されます。
アロマとして使用されることも有り、心を爽やかにリフレッシュさせ、不安や憂鬱を取り除いてくれる効果が期待できます。
さっぱりした感触と優れた抗菌性を有する多価アルコールで保湿作用もあります。
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